911陰謀論 #37 グラウンド・ゼロ被爆の訴訟

911陰謀論 #36 では、グラウンド・ゼロの災害について整理し、崩壊時のダストで健康被害が起きていたことが分かりました。

次にグラウンド・ゼロのダストによる被爆で起きた集団訴訟についてまとめようと思います。


EPAとWTCオーナーを相手取った集団訴訟

攻撃の後3年が経つまでに、グラウンド・ゼロの毒物に被爆した人達に代わって、2つの集団訴訟が既に行われました。


集団訴訟で環境保護庁が被告となりました

環境保護庁(EPA)は9/11攻撃が起きて数週間の間に一連のプレスリリースを発行し、空気を呼吸しても安全だとニューヨークシティの住民たちを保証しました。

2004年3月10日に、バーガー&モンタギュー法律事務所は、「2001年9月11日の世界貿易センターの崩壊の結果として危険物質にさらされたマンハッタン南東部やブルックリンの住民、学校、オフィスワーカー達」の代表による、クリスティーン・トッド・ウィットマン(元EPA管理者)、マリアン・L・ホリンコ(元アシスタント管理者、現EPA管理者)、マイケル・レビット(2003年11月からのEPA管理者)、そしてアメリカ環境保護庁を相手取った訴訟を提訴しました。告訴では原告の名前を次の様に挙げました、ゲイル・ベンズマン、ダイアン・ラプソン、ジム・ギルロイ、アナマエ・ギルロイ、ジョアリソン・ポレット、ロバート・ギュラック、ジャニス・フライド、ジョン・カルダー、ジェナ・オーキン、ケリー・コランゲロ、ジョージ・ディノス、ブライアン・エドワーズ、それと「他の同じ状況の人たち」。訴訟は裁判所に有毒物質に被爆した結果の状態をモニターする医療プログラムの設立とその基金を求めました。

2006年2月3日に、米国地方裁判所判事デボラ・A・バットは、「2001年9月11日の後、ロウアー・マンハッタンの空気の安全性をおびやかす物質に関しての誤解を招く声明」をしたことで、身体的危害を与えないという原告の修正第5条の権利を侵害したという申し立ての主張を進めることができる、という判決を下しました。

2007年4月20日に、第二巡回裁判所の3人の裁判官で行われる審査員団は、当時のEPA管理者クリスティーン・トッド・ウィットマンと他の職員は世界貿易センターの崩壊後に空気は呼吸しても問題がないと伝えたことに対しての憲法責任を負うことはできない、という判決を下しました。3人の裁判官で行われる審査員団は、「攻撃のあとニューヨークを正常な状態に戻すための政府の関心は、政府が空気の質について誤った声明をしたと主張する訴訟から保護するべき」だと考えました。裁判所は、空気の質に関する事実を調査したり、EPAが意図的に民衆を欺いたかどうかを判断しようとしたりはしませんでした。


グラウンド・ゼロ労働者たちの代理人が起こした訴訟ではWTCオーナーが被告となりました

2つ目の訴訟は、1つ目とは別の被告に対して別の原告によって提出され、EPAに対する訴訟が言及したものと同様の被害を言及しました。2004年9月10日に、ウォービー・グロナー・エデルマン法律事務所とナポリ・ベルン法律事務所は、グラウンド・ゼロ清掃労働者やその他の人たちに代わり、世界貿易センターのオーナー、管理者、支配者、賃貸業者に対する集団訴訟を発表しました。訴訟の弁護士デビッド・E・ウォービーは、この訴訟は数十万人を含む可能性があると伝えました。訴訟は2004年9月10日に出願した当時で800人以上の原告を含んでいました。

世界貿易センター跡地の毒性における国の専門家ウィリアム・R・ソーヤーは次のように述べています。

この衣類から取り除かれた粒子状物質の認定分析によれば、EPAの推奨レベルをはるかに超える高レベルの数種類の発がん性物質が検出されました。おそらく結果として引き起こされた病気の多様さと深刻さは、彼ら労働者がさらされた死の毒の多様性と同じくらいに、独特で前例のないものです。

2006年10月17日に、連邦判事アルビン・ヘラーステインは、コン・エジソン社とシルバースタイン・プロパティ社に対する請求を棄却しましたが、請負業者やニューヨーク州とニュージャージー州の港湾局に対する要求を認めました。


911陰謀論 #38 につづく

参考URL
http://911research.wtc7.net/wtc/groundzero/lawsuits.html

0 件のコメント:

コメントを投稿